年末の休日、1泊で伊豆の車中泊に出かけました。
今回のお目当ては「美味しい海の幸が食べれたらいいな・・」くらいなライトな旅です。本来なら日帰りでも十分な感じですが、ゆっくり遊びたいのであえて一泊することにしました。

という事で、出発は朝9時頃。
うちから伊豆半島まではわざわざ高速に乗らずとも行ける距離なので、下道をゆるゆると走り、今回は西伊豆方面からアプローチしました。
ネットで評判っが良かった「海鮮亭」という食事処兼干物販売店で早めの昼食にしました。
開店と同時に入店したので、店内はさほど広くないですが客は私たちだけなので静かでした。
「金目の煮つけ・刺身定食と「金目のフライ定食」をオーダーしてシェアしで金目を堪能する作戦にしました。
煮つけは角が無い甘めのたれで身はふっくら・・。まろやかな味わいの美味しい煮つけでした。フライは衣サクサク身はほっこり、脂っこさも無くて、煮つけもフライもお手本のような安定した味わいでした。
小皿の塩辛も手作り風でいい感じ。刺身はマグロ、ブリ、白身魚の炙りで、少し寝かせたのかどれも少しねっとりしていて、味に深みを感じました。汁物は出汁が利いたあおさのみそ汁で、旨いです。
煮つけ・刺身定食が2500円でフライ定食が1500円でした。かなりお得感・満足感があり、大当たりでした。
実はこの店、来てみてわかったのですが、過去に干物を買って帰ったことがある店で、その時は食事はしなかったんですが干物は結構旨かったんですよね。「海鮮亭」はウチの西伊豆の定番になりそうです。今回も少し干物を買って帰りました(笑)
無理海鮮亭で次の立ち寄りスポットを検索していて、近くに海岸の景勝地を見つけたので、寄ってみました。
「浮島海岸」という浜辺で、遊歩道を歩くと海岸美の景観が楽しめるようです。
がけっぷちの遊歩道をですが、想像以上にアップダウンがあって息が切れました(^^;) 遊歩道を歩ききるのはあきらめて途中の展望所で折り返すことにしました。展望所には東屋やベンチがあるのですが、思ったよりも景色が良くなかったです‥ガッカリ。
登る途中で細い脇道があったので帰りにそちらに寄ってみたのですが、こっちのほうが全然ビューが良かったです。
アップダウンの激しい遊歩道の東屋まで行くよりも、遊歩道始まって結構すぐの脇道に進んだほうが絶景です。この脇道は案内板にも出ていないし、道導も無い穴場です。
遊歩道で疲れたので少し車内で休憩。30分くらい昼寝しちゃいました。
駐車場の近くにトイレがあって、その先に地層マニア必見の、マグマの通り道と言われている岩脈が地表に出ている様子を観察できる場所がありました。
この後もノープランなのですが、とりあえず地元スーパーのスーパーアオキで夕食の買い出しをしてから、夕陽を見に沢田公園に向かいました。ここは海を眺める露天風呂やイカ丼が有名な「沖あがり食堂」など過去に数回来ているウチには馴染みの場所です。
この日はすごく風が強かったです。沢田公園で海に近づくには、砂浜が無くて崖の上から海を見下ろすポジションなんですが、そこまで波がバンバン飛んできて、風で体が倒されそうでした。
崖の岩に前かがみで身を隠しながら夕陽を眺めるというサバイバル的な状態・・。眼鏡かけている人は眼鏡にしぶきがかかってイヤなシチュエーションです(^^;)
こんな中、一眼レフのカメラを構えている男性がいました。私たちと同じようの岩の陰から身を乗り出して決死の覚悟で撮影してました(^^;)
この日は残念ながら水平線の間際に薄く雲がかかっていて雲に陽が落ちる感じでしたが、荒波と夕陽のコラボはなかなかレアで観光としては面白かったです。あの一眼レフの男性がどのような写真が撮れたのか気になります(笑)
伊豆半島(静岡全般もですが)はスイーツが美味しいという印象があります。お茶文化のお供として発達したのかと、勝手に解釈しているんですが。なので、伊豆観光の際に積極的に和洋のスイーツを買うことが多いのですが、今回は地元密着型の「橋本屋」さんに行きました。地元密着とはいっても、プリンが評判で県外からの客も多いらしいです。
駐車場らしきスペースは店前に路駐で半身だけ道路に出てしまう感じ。なので、奥さん一人で速攻買ってくることにしました。
こじんまりとした店でショーケースも小さめ。プリンが一等席を陣取り、フルーツのタルトやロールケーキ、ゼリーが脇を固めていたそうです。とにかく急いで買わなきゃと目についたケーキとプリンをささっと選んで購入。小さくてかわいいおばあちゃんが店番をしていたそうです。
この日の車中泊場「道の駅 三聖苑 伊豆松崎」へ移動。こちらも何度も利用している馴染みの道の駅。
道の駅自体の建物は小さくて、敷地内に歴的建物が移築されていて中心に芝生広場が広がっているのが特徴です。なので、いつも人が少なくて静かに過ごせるところが気に入っています。
駐車場は2カ所に分かれていて、あまり停めやすくは無いのですが、下田の道の駅も停めにくいので、今回は移動距離が少ないこちらにしました。今回は2カ所の駐車場のうち、道路沿いの方にしましたが、夜の交通量は少なかったです。
着いてすぐに先ほど買ったタルトを喫食。価格はお手頃でしたがサイズもお手頃です。タルト生地はしっかり焼いてあって手で持ってパクパクと食べやすい。素朴な味わいで好きなタイプでした。
夕食はアオキで買った刺身とピスタチオのドレッシングを買ってみました。ピスタチオの風味は弱めで塩味が強いタイプのドレッシングでした。あとはアオキの定番焼き餃子。アオキは厚焼き卵もおいしいのですが残念ながら売り切れでした。食後のデザートはプリン!クリーミーでバニラビーンズの粒がしっかり入っていてカラメルが良いアクセントになってました。人気の訳が分かります。
翌朝はアオキでかったピロシキとあんバターをレンジメートでカリっとあたためました。ピロシキは具が肉まんみたいな感じで濃いめの味付けでした。揚げ物系の総菜パンにピロシキ仮名撫ところがアオキっぽい(笑)。少し価格は高めの店ですが、高品質なので、伊豆車中泊の時はよく利用しているおすすめのスーパーです。
食後に昨日のトールケーキを食べました。こちらも安定の味。おいしいです。
「道の駅 開国下田みなと」にトイレ休憩に立ち寄りました。ここには何度も来ているのですが、あまり特記することが無く、個人的にはあまり魅力は感じません。金目バーガーを食べたことがありますが、正直尾錠な感じでした(^^;)
ランチは下田の食堂、「磯一」で、海鮮をいただきました。カサゴの煮つけと刺身がセットになった伊豆定食と海鮮丼。共に小さいそばが付いていて、適度なボリュームがあります。刺身はどれも新鮮で旨い。
店内は車中泊ドラマ「絶飯ロード」に出てきそうな昭和の定食屋。地元感もあってコスパも良いので下田で旨安の回線を食べれるおすすめの店です。店の前はドーンと大海原が広がっていて、ロケーションもいい感じです。駐車場は狭めなので、大型車は時間をずらすなどしたほうが無難だと思います。
今日はもう家に帰るのですが、午後はどのように過ごすのか全く未定でした。そこで奥さんが「学生時代に行った河津七滝に行ってみたい」というリクエストがあり、丁度帰り道なので寄ってみることにしました。奥さんは同級生と河津七滝温泉の旅館に泊まったことは覚えているが七滝については全く記憶が無いので、伊豆に来るたびに何となく気になっていたスポットなのだとか。
遊歩道に沿って7つの滝を見学できる観光スポットで、平日でしたがこの辺には他にあまり観光地が無いので思ったよりも観光客がいました。海外の観光客も数組見かけました。海外旅行でここを選ぶなんて渋いでですね(笑)
一つ一つの滝は小規模ですが、遊歩道で巡れるというのが最大の魅力。
四季折々で綺麗な景観が楽しめるスポットです。でも滝って夏に涼を求めて行くイメージがありますが実際はアップダウンで汗びっしょりになるスポットですよね。なのでウチはできるだけ冬場に行くようにしています(^^;)
でもここは高低差が少ない遊歩道なので、ファミリーや年配の方でも十分に楽しめそうです。
水際の観光地によくある「輪の中に石が入ればご利益あり系」のアトラクションがありました。
奥さんが挑戦してました。6投して1回入りましたので、ご機嫌の様子(笑)
遊歩道内には6つの滝しかなくて、残りの1つはホテルの私有地内なので有料で見学できるらしいのですが、案内板を見ても場所が解らなかったので、あきらめて帰ろうとしたら立ち寄り湯の看板を発見。家族風呂もあるので、滝見学の疲れを癒す(それほど疲れていませんが)ために、温泉に入ることにしました。2名3000円なので、まあまあ相場でしょうか。お風呂は源泉かけ流しで優しい肌触りの湯です。そして遊歩道を歩き終わって偶然に昭和レトロな温泉宿の温泉を堪能できた「偶然」が旅の最後にあったのが一番嬉しかったです。
入浴も終わり、週射場を出たところで、さっき探していた残りの1滝の入り口看板を発見! ここは次回の宿題にとっておきます(笑)
七滝ループ橋を通って「道の駅 天城越え」でしいたけコロッケを買いました。しいたけゴロゴロでドライブ途中の買い食いにはいい感じです。
他にわさび漬けとヨモギ饅頭も買いました。饅頭は安定のおいしさです。
名物のわさびソフトも購入。生わさびをその場で擦ってバニラソフトにトッピングしてくれるんです。
一見合わなそうですが、甘さと辛さを自分の好みに混ぜながら食べると不思議と美味しいんですよね(笑)
今では結構このタイプのわさびソフトを見かけますが、ここが元祖なんじゃないかなと思います。
今回は1泊で近場というお手軽車中泊でした。
車中泊を始める前は、伊豆は日帰りドライブの定番コースでしたが、キャンピングカーを所有してからは1泊旅の定番になってます。
昔からドライブ好きだったので、伊豆はもう何十回も来ていますが、何度も来た場所でも日帰りと車中泊の旅とは全った楽しみ方ができるので、新鮮です。
道の駅の早朝の朝焼けとか見れるだけでもなんかいい1日が始まる感じがして、妙にウキウキしたり。帰る時間を気にせず夕陽の海辺でぼーっとしたり・・。最近は西伊豆が気に入っていてます。東伊豆より観光スポットは少なくて地味な印象ですが、車中泊にはそのほうが合っていて、海鮮の相場も安い気がします。