新しいデモカーのベース車を購入しました。
メルセデスベンツのトランスポーター、通称ベントラです。
車体サイズは全長571㎝、全幅194㎝、高さ257㎝と、やや大きめ。
7m超えトラックとエルグランドに加えて3台目のデモカーです。
ベース車の詳細は、後日キャンピングの架装が完成した時に紹介します。
まだドンガラの状態なのですが、ちょうど仕事で遠出(泊出張)する機会があったので、ベントラの乗り心地・燃費など検証しつつ走りながら中のレイアウトを考える旅に出かけました。
※車中泊はできないので、ホテル泊です。
行き先は群馬県前橋市。
行く途中、関越自動車道の高坂SAでメロンソフトを購入。暑くてあっという間に溶け始めましたが美味しかったです。
初日の仕事は夕方に終わり、近くの角上魚類前橋店で夕食を調達してホテルで食べました。
角上魚類とは新潟寺泊に本店がある人気の鮮魚店です。いつもは諏訪湖店に行っていたのですが、前橋にもあるという事で迷いなくこちらで夕飯を買いました。マグロのユッケや刺身盛り合わせと缶ビでホテルでまったり。(ホテル泊でも夕食は車中泊とほぼ一緒(^^;))
2日目は予備日なので、ベントラで少し郊外に向かって走りました。
目的地は前橋からほど近くの「足尾銅山」です。
山道でしたが空いていて急勾配も無く走りやすい道のりだったので、特にストレスなく運転できました。
駐車場もゆとりあるスペースだったので楽に駐車できました。
足尾銅山の観光はまずトロッコで洞内に行き、そこから見学順路に沿って徒歩で戻るというシステム。
小さなトロッコ列車にテンション上がります(笑)
洞内はとても涼しくて思いのほか湿気は感じませんでした。
洞内には総延長1200kmもの坑道が掘られていて、その一部が見学ルートになっています。
見学ルートにはマネキン展示で当時の掘削の現場が江戸地雷から明治大正、昭和と時代別に再現されていて、見ごたえがありました。
洞内コースが終わると資料展示スペースになっていて資料映像やジオラマ、トロッコ、鉱石など興味深い展示物が並びます。
洞窟を出ると、さく岩機体験コーナーなんかもあったりして、楽しい~。
「鋳銭座」という別棟の資料館があり、寛永通宝(一文銭)の製造工程を人形を使った展示で再現されていました。
トロッコ乗り場の最後に土産コーナーがあり、銅関連の土産物がありました。
銅は水を腐らせないという効能があるそうで、そういった商品も多数ありました。奥さんは琺瑯を磨いても傷がつかないというやわたかい銅製たわしをかっていました。お風呂洗い用に使うのだそうです。
外の神社に愛嬌のあある駒犬がいました。
足尾銅山はゆっくりまわっても1時間弱、入坑料大人830円の価値は十分ありと思いました。おすすめの観光スポットです。
足尾銅山から前橋方面に戻る途中で草木ダム沿いにある昭和レトロなドライブイン「草木ドライブイン」で、ランチにしました。
店構えも店内も古き良きドライブインの雰囲気が漂っています。店の裏手にはなぜか石像が並んでいて、このミスマッチさが味わい深いです。
ラーメンと味噌ラーメンを食べましたが、スープは業販スーパー的なチープな味わいで、こらはこれでノスタルジックで良い。
ドライブイン草木の一番人気の土産品「よもぎまんじゅう」と口コミで評判がそこそこ良かった「くるみ焼きまんじゅう」と、群馬のソウルフードというシャンゴの「秘伝パスタソース」を購入。
よもぎまんじゅうは買ってすぐに車内で食べてみました。評判通りにヨモギの香りがかなりストロング。
店内に小さい製造工場があってかなり本腰を入れて作られているなとは思ってましたが、想像の上をいくおいしさ。ほろ苦いヨモギの香りと甘さ控えめのこしあんが絶妙です。
翌日にも残りを食べましたが、皮が少し硬くなっていたので、買った当日に食べるのがおすすめです。
2番目の人気商品のくるみ焼きまんじゅうは生地にクルミトラムレーズンが練りこまれています。
クルミの量はやや多めに入っていておいしいのですが、インパクトはあまりなくて普通に美味しいという印象でした。
そして一口サイズなので、ついパクパク食べてしまいます。食べすぎ注意(^^;)
食事を終えて、草木ダムの散策。
ダム直下まで行けるのがおもしろかったです。
放水していればインパクトがる写真が撮れたと思うのですが、かなり近くまで車で行くことが出来たので、まあ満足です。
ベントラ、改めてみると大きいかな・・(^^;)
ルックスはやはり輸入車独特の雰囲気があって、商業バンといってもアイドル性はあるかと思います。
ここで、バックドアを開けてバンライフの醍醐味である【バックドア・バーン】をやってみました。
観音ドアは、ボディにくっつくまで270度開けられるので、スッキリとした車窓です。90度でもロックできます。
天井は高くて174㎝の私は余裕で立てます。タイヤハウスが結構大き目なのでちょっとレイアウト的に工夫が必要かも。
今はセカンドシートが付いた状態です。
左右2カ所のガラスは窓になっていて換気可能。
かなりスクエアな壁なので、建具などは作りやすそうです。
天井が高いので今回は2段ベッドに挑戦しようかと考え中ですが、いろいろ難しい部分もあるので、これから熟考が必要します。
後はマルチルームはどうするか、エアコンはルーフエアコンにしてみようか等々、レイアウトや装備について仕事の合間にいろいろ考えています。
ダム直下から県道に戻る途中に滝がありました。
コンパクトながら水量が多く轟音と共に大量の水が落ちる様は大迫力。
木漏れ日も綺麗で、うっすらと虹がでていました。
前橋方面に戻る途中に自販機スポットがあったので寄ってみました。観光客が数名いてそれなりに賑わっていました。
以前、秋田でこのタイプのそばうどんの自販機は経験済なので、昼にラーメン食べたのに、から揚げにつられてから揚げラーメンを食べました。
先ほどのドライブインとはまた違ったチープさが良いです。少し甘めの中華スープにつるつるの麺です。写真には写ってませんが(下に沈んでいた)葱とメンマ、かまぼこも入ってます。これで300円です。おやつにぴったりですね。
ホテルに戻る前にまた角上魚類に寄って鰺の「りゅうきゅう(九州の郷土料理)」と、寿司を買ってホテルで食べました。
桃のスイーツもビールも買って一人1500円程度。コスパ最高です。
りゅうきゅうは少し甘めのユッケみたいな、まったりした風味。寿司の新鮮さは言わずもがなで美味しい。
桃のスイーツは400円くらいしたので魚類に比べて割高感はありますが、上質な生クリームたっぷりで美味しかったです。
翌日、ジョイホンパークという大型ホムセンに寄っていろいろ資材を視察しました。
木材、電子パーツなどもたくさんの品ぞろえで、近隣の方たちがうらやましい!
駐車場は広大なので留める場所は困りませんでしたが、駐車枠から後方が少しはみ出てしまいますね(^^;)
隣の食の駅で農産物を買い込んで帰路につきました。
日常使いの野菜と、家に帰ってから夕食にたべようと群馬名物「とりめし重」を買いました。
奥さんは最近ジャガイモに凝っていて、近くのスーパーでは売っていないような品種のジャガイモを見つけると買って帰って、ポテトサラダを作って酒の肴にして楽しんでいます。
今のところアンデスという品種が一番のお気に入りだそうです。たしかに甘みが深くて、ふかしてマヨであえただけでもとてもおいしいです。
後日、土産で買った鬼ひも川といううどんを食べてみました。
もちもちで、つゆも付いてきて手軽にご当地グルメが味わえてこういう商品はいいですね。
今回の旅は仕事に絡めて「ベントラ長距離試乗」も兼ねた旅でした。
走りの総括としては、高速の横風やトラック風の影響は皆無ですごく安定していました。
ホイールベースが長いからか、時速80~100km巡航のせいかわかりませんが、高速道路の走行はかなり「楽」でした。
燃費はリッター13kmくらいなので、十分でした。ちなみにディーゼルです。
この時代(90年代)までのメルセデスの特徴なのかもしれませんが、通常は普通のATのように走るのですが、キックダウンしたい時にアクセル踏んでもキックダウンしないのですが、自分で1→2→3→4とシフトアップすれば気持ちよく加速します。
半分MTのような操作は欧州車っぽいなという印象でした。
ちょいフルのせいなのか、コンピュータ介在が少なくて個性を感じます。
これ以上語ると長くなるので、後々詳しく説明しようかと思います。
これから冬になる前に架装部分を作って車中泊する予定ですので、ブログでもご紹介できればと思います。