エルグランド 1泊2日 美ヶ原高原泊

春以降、スケジュール的に全然車中泊に行けてません(涙)

今年の夏の暑さで仕事が思う通りに進まず、気力体力共にぐったり・・

でも、急遽2日間ほど空き時間が出来てしまったので(設備の発送待ち)、

1泊だけですが、仕事の合間を縫って車中泊に出かけることにしました。

朝7時、朝食後に奥さんから「空き時間ができたなら、美ヶ原高原の道の駅で車中泊してみたかったから、今日行こう!」との提案があり、

1泊だったら調整つきそうなので、行き先は信州・美ヶ原にしました。

 

準備をさっと済ませて、中央道に乘り一路信州へ!

信州といえばそば処ということで、ランチは信州そば街道にある「長寿更科」へ。

ちょうど昼時でしたが、平日だったからかもしれませんが混雑具合にムラがあるようで、ちょうど混雑の谷間にすんなりと入店できました。

十割そば(大盛)と季節の天ぷら(とうもろこし)を注文しました。

その好みははのどごしよりも風味重視がなので、ぴったりでした。

とうもろこしも甘みがあって美味しかったです。

蕎麦屋の向いに物産館があったので、寄ってみました。

アンデスというジャガイモと、そば、プラム、かきもち(えび風味)を購入。(家に帰ってポテサラにして食べましたが、甘みとコクがあってすごくおいしかったです。近所のスーパーには売っていなかったので今後旅先で見つけたら買いたいです。)

プラムは奥さんが旅のお供としてちょこちょこ食べていました。(揚げ餅は家に帰ってから油で揚げて食べてみました。えび風味なのでかっぱえび線のような感じです。こちらも揚げたてなので美味しかったです。)

 

物産館の後は諏訪湖方面に進み、角上魚類へ。

諏訪湖を通る時はよく訪れる店です。新潟寺泊の鮮魚市場の支店で、新鮮な魚がお手頃価格で販売している人気店です。

今回は今晩の夕飯用にパエリア弁当とタコのマリネ、ブリと鰺の刺身を購入。じつは信州に来る前に勝沼付近でぶどうを買っていたので、車載冷蔵庫はパンパンです(^^;) うちは減塩調味料(醤油、マヨ、ケチャップ、ソース))も冷蔵庫に常備しているので、今回買ったフルーツと刺身類、缶ビールでマックスです。もう少し大きい冷蔵庫が欲しいですが、エルグランドではこのサイズが限界・・(^^;)

諏訪湖沿いにある片倉館の千人風呂に日帰り入浴しました。

重文指定の立派な石造りの建物で、愛媛の道後温泉のようなレトロな公衆浴場の趣ある温浴施設です。

片倉氏は昭和初期にシルク王として財を成した地元の名士のようです。

個人的にはこの時代の絹というと、「あゝ野麦峠」などの女工哀史を連想してしまって、その財で作った建物なのだなぁと、ちょっと微妙な心境です(^^;)

湯舟は1mほどの深さで、床に黒い玉砂利が敷き詰められていて、健康浴って感じです。

泉質は少しぬめりがあって、匂いはほとんど感じられなくて入りやすいです。

2階は湯上りどころの広間になっていて、テラスに出ると琵琶湖が一望できます。スタッフさんの話によると夕陽がとても見事なのだとか。

今日は夕陽には早すぎましたがコーヒー牛乳で一服して、先に進みます。

ここも、よく前を通っていたのに、一度も行ったことが無かったので今回寄れて良かったです。

映画テルマエロマエのロケもされたそうですが納得のすばらしい雰囲気でした。

このあとは、ビーナスラインで一気に霧ヶ峰に向い、そのまま高原ドライブを楽しみながら最高地点の「道の駅美ヶ原高原」へ!

いつもは八ヶ岳方面からビーナスラインを走っていたので、諏訪湖側からの逆ルートは新鮮でした。

今回はエルグランドのキャンピングカーなので、高低差にある山岳ルートも走りは楽でした。

エンジンはフェアレディZなどと同じなので、ミニバンとしてはかなりハイパワーでストレスなく山岳ドライブを楽しめました。

乗り心地も良いので、この点は商業バンベースの車両よりアドバンテージがあると実感できましたね(その変わり、居住性は狭いのですが・・)

ビーナスラインを走っている時に奥さんは助手席で湯上りに「シナノリップ」というご当地のクラフトチューハイを味わっていました。

シードルを濃厚にしてリンゴの甘みを強くした感じで、とても美味しいと言っていました。

 

道の駅美ヶ原高原に到着。

駐車場は6割ほど埋まっています。8月下旬の金曜日の夕方です。これからキャンピングカーが増えてくるのかな・・

(どのくらい集まるのか楽しみ)

着いてから、物産館のパン工房で買ったシュークリームを食べて、少しまったりタイムを過ごして、

角上魚類で買った鮮魚をつまみながら夕食です。

刺身の旨さは言わずもがなですが、奥さんの見立てで買ったパエリアが想像以上に美味しかったです。

私は海鮮丼とかの方が良かったのでは?と思っていましたが、魚屋のパエリアは具沢山で旨い!

ご飯も魚介にスープを吸い込んでいて濃厚な味わい。これはダークホースでした。

物産館で買った白ワインともピッタリです。

 

気温はさすが標高2000mの威力で最低気温23度で、睡眠もすごく快適です。

起きている時は少し窓を開けて、リアウインドウの換気扇を回しておけば過ごしやすかったです。

確か、まだブログでは紹介していなかったかと思うので、換気扇の画像なども載せておきます。

画像のファンを運転席側のリアウインドウに取り付けています。ガラス面全部をパネルで覆っているので、断熱にも一役買っていると思います。

助手席側にも同様のパネルを4個の丸い穴を開けて、こちらには網戸のネットを付けました。

これで左右窓を下ろせばかなりの風量で換気できます。

(穴を隠すカバーもあるので、就寝時には閉めます)

あとは車内全体の画像です(ベッド展開時)。奥にテーブル(シンク付き)がありその下に、電子レンジ、冷蔵庫がパッツパツに収まっています。

今回はファンの他にも助手駅側のクオーターパネルの窓にもパネルをはめて、ポケットを付けました。

ポケットには旅先で貰ったマップや観光地の資料などをサクッと入れられます(こういうぺーカー類って、旅中にどんどん溜まってきて置き場に困っていたので、奥さんのリクエストで作りました)

夜、10時過ぎには就寝。

8月とは思えないほど涼しい!

でも想像よりも車中泊の車は少なかったです。

駐車場全体の3~4割程度でした。伊豆のマリンタウンの方がすごかったです(8割くらいの車が車中泊だった気がする)。

 

早朝4時頃に、周辺に人の気配や車の移動の音や、ドア開け閉めの音がすごくて、目が覚めました。

こんな早朝に人の話し声もすごくて、何事かと起きて車外に出てみると、たくさんの人が景色を見ています。ご来光でも見てるのかと思ったら、雲海がすごくきれいにでていました。

 

ここは雲海の人気スポットだったんですね。

知らなかった・・(^^;)

駐車場もほぼ満車になっていて、とても活気がありました。

 

 

二度寝してから、パンをレンチンして朝食タイム。

レンジメートで温めると、外側がパリパリで本当においしいです。

(レンジメートとは、焼き魚もおいしく作れるレンジ専用の調理器具で、揚げ物などのあたためにもおすすめです)

美ヶ原高原の車中泊の検証も終わり、猛暑でもここなら快適に過ごせると、実体験できました。

 

朝食後、女神湖に移動しました。

昨日よりも晴天でしたが、まだ早朝なのでなんとか涼しく過ごせます。

湖の近くに新しく綺麗なトイレもあって、近くのホテルでは日帰り温泉も利用できるようなので、ここでも車中泊できそうです(^^;)

美ヶ原よりは標高は低いのですが、まだまだ涼しいです。

 

湖沿いに車を停めて、バックドアを開けて湖の景観を満喫。

コーヒーを飲んで、奥さんはここでもプラムをパクパク食べてました(笑)

少し走って、ネットで見つけた「牛乳専科もうもう」でソフトクリームを食べました。

最初はすぐ近くの長門牧場でソフトを食べようかと思っていましたが、口コミの評価が高かったので今回はこちらの方にしてみました。

ミルクの風味が濃くて、店名に偽りなし!の美味しさでした。

近くに牛の放牧がされていて、牧歌的な雰囲気も満喫できました。

店の裏手に小さな観光スポットがありました。

歩いてすぐのところに「鳴石」というハンバーガーのバンズのような丸い平たい石が鎮座してます。

太古の昔に祭事に使われていたと考察されているそうです。

考古学って全然わからないのですが、こういう遺跡ってどうやってフツーの岩と判別するんでしょうね?(^^;)

ビーナスラインを蓼科湖まで下って、前から気になっていた「8ピークス」という麦酒工房に寄って、3本買いました。

これはお土産にして家でゆっくり飲むつもりです。

(途中で買った生でも食べられれるトウモロコシと一緒に美味しく頂きました)

昨日、ランチで「長寿更科」に寄ったのですが、実は同じそば街道にある「そば工房 尚」が気になっていたので、今日のランチは「そば工房 尚」にしました。連日そば街道です(笑)

こちらは、王道のそば以外にも、そばパスタというメニューがあって、トマトソースやペペロンチーノ系など4種類のソースがありました。

私は王道のザルそばで、奥さんが茄子とモッツラレラチーズのトマトソースパスタをオーダー、あと名物のごぼうの天ぷらを単品で注文。

ザルそばはバランスがとれた美味しいそばでした。パスタは麺にそば粉と小麦粉をブレンドした自家製もちもち麺が特徴とのこと。そばの旨味がプラスされていて想像以上に個性があって美味しかったそうです。ソースもちゃんとしたイタリアンの味がして、総合的にとても美味しかったとか。

ごぼうの天ぷらは薄くスライスしたごぼうをカリカリに揚げていて、チップスのような軽い風味でこちらもおいしいですが、量がすごいので、お腹一杯です。

この店は先月オープンしたばかりのニューフェイスで店内も新築の香りが漂っていました。

今日は土曜日なので渋滞を回避するために早めに岐路につくことにしました。

といっても、帰るだけではつまらないのでネットで見つけた「三分一湧水」に寄り道しました。

 

八ヶ岳南麓に位置する湧き水で、江戸時代に大事な湧き水を3つの村に均等に分けるために造られたものだそうです。

 

主流の流れを四角いプールで一旦溜めて、プール内の主流の流れの先に三角の岩が置かれています。そこで、流れを左右に分けて、等分な水流にしてあるようです。

単純な構造ですが、これができるまでは村の間で水を巡る争いが起こったそうなので、当時は画期的だったんでしょうね。

近くに個々の湧き水で使ったそば処もあり、賑わっていました。

そのあとは、そのまま下道をゆるゆる走り、夕方には家に着きました。

 

今回は仕事のスケジュール上ぽっかりと2日間待ち時間が出来たので、近場に1泊でした。

場所も昔からしょっちゅうドライブしていたコースだったんですが、同じ道でもドライブと車中泊って、感じ方が違いますね。

一味違う景色に見えるから不思議。良い気分転換になりました。

今回はエルグランドのキャンピングカーなので、外観は全く普通のミニバンなんだけど、乗ってる本人の「気持ち」はキャンピングカーなんですよ(笑)

室内高が低いという弱点ではありますが、1台で全てを満足させることは難しいので、しばらくはこの「走りは良いけど低天井(^^;)」のエルグランドを楽しみたいと思います。

なんといっても、エルグランドだと腰が軽くなるので、1泊近場でもサクッと行きやすいのも魅力です。

 

翌日には、待っていた荷物が届きました。よし!仕事頑張るぞっ!