2か月ほど前の、3月中旬のエルグランド本格車中泊の旅第一弾。
2泊3日のコンパクトな日程です。
この旅のメインは国宝・犬山城に行くこと。
現存天守12城の中の国宝5城のうち、姫路・彦根・松本・松江は過去に訪問済なので、最後の1城です。
2泊3日なので、あまり遠くに行けないので、丁度良い距離感だと思いました。
その他の観光は現地で適当に選ぶつもりです。
高速走行中、犬山城手前に瀬戸物で有名な「瀬戸・多治見」を通るのを奥さんが発見して、急遽犬山城の前に瀬戸物の街を散策することになりました。女性って陶器とか大好きですよね。
今回は出発が午後だったので、初日は【道の駅 瀬戸しなの】で車中泊しようと寄ってみましたが、思いのほかトラックが多いので、予定変更。
とりあえずFEELというスーパーで買い出ししてから【道の駅 志野・織部】に向い、そこで車中泊することにしました。
平日でしたが、すでにお仲間が数台停車していました。最近は平日でも車中泊の車が多くなってきた気がします。
夕食はスーパーの総菜。
鶏もも肉を秘伝のたれに漬け込み備長炭で焼き上げたという「のろし焼き」とパスタ。
のろし焼きはお気に入りのレンジ調理器具【レンジメートPRO】で、カリっと温めていただきました。
10時に就寝
翌朝、【道の駅 志野・織部】の開店時間になったので、店内を散策。
たくさんの陶器が販売されていました。
トイレの手洗いも磁器製!
一旦車に戻って、コーヒーとレンジメートで温めたピザパンで朝食。
再度道の駅内に行って奥さんがドンブリと小鉢を購入。普段使いに良さそうなデザイ・価格帯にものもあって、土産選びに良さそうです。
ウクライナへ全額寄付するというカップが1000円で売っていたので購入しました。
道の駅でゆっくりとした後、昨日この道の駅に来る途中で見つけた【市之倉さかづき美術館】へと向かう。
さかづきとはなかなかニッチな美術館があるものだと、我々のアンテナに引っ掛かりました(笑)
入館料200円というのもお手軽です。
入館するやいなや、手造り体験があるのを見つけ、時間の関係で館内見学より先に体験をやってみることにしました。
美術館の隣の【幸兵衛窯 作陶館】で、板状の粘土からパン皿をつくります。ちょうど周辺エリアでパン祭り見たいのを開催中でこの美術館でも参加しているのだとか。なので、時間中はパンの形をした皿の体験コースになっているとのこと。
板状の粘土から見本を参考にクロワッサンの形を作っていきます。
形を作るところまで体験したら後工程の釉薬塗りと焼きはスタッフさんがやってくれて、2か月後くらいに郵送されます。
体験大好き奥さんは大満足の様子。
美術館のからすぐのところに【幸兵衛窯 本館】という施設があり、登り窯や資料館など300円の入館料で、幸兵衛窯の作品などが見学できます。
美術館では現代的なキュートな作風の【楢木野淑子展】が開催中でした。
美術館の後は、ネットで見つけた【長城食堂】へ。
街中華です。
絶めし系のいい感じの店構えです。
ラーメン餃子定食と刀削麺をオーダー。定食にはから揚げも付いてボリューム満点。刀削麺はもちもちの歯ごたえで美味でした。
1760円でお腹一杯になり、大満足。
次は外観のインパクトで有名になった【モザイクタイル美術館】へ。
以前から奥さんが一度行ってみたいと言っていた美術館です。
とにかく外観のデザインが印象的ですよね。
4階建ての美術館で、登り窯を連想させるような大階段で各階が繋がっています。
館内にはタイルの製造工程の説明や新旧タイルの展示などがあり、最上階にはこの建物の建築デザイナーがセレクトした展示スペースになっていて、モダンでポップな雰囲気で一番にぎやかでした。
ミュージアムショップにモザイクタイルの計り売り(袋に入る分だけ買える)があったので、奥さんが買っていました。
フレーム台も売っていて、フレーム内にお気に入りのモザイクタイルを敷き詰めるという志向のようです。
ミュージアムショップにモザイクタイルの計り売り(袋に入る分だけ買える)があったので、奥さんが買っていました。
フレーム台も売っていて、フレーム内にお気に入りのモザイクタイルを敷き詰めるという事のようです。
こんな感じで好きなタイルを選んで、自宅で製作するスタイルです。
タイルは木工ボンドで貼り付け、目地を塗りました。木枠に色を入れて完成です。
鍋敷きにもなるようなので、奥さんはエルグランドの中で使いたいと、車内のカラーリングに合わせてタイルを選んだそうです。
【道の駅 美濃加茂】に併設されている【里山の湯】という温浴施設がで入浴。
そのまま【道の駅 美濃加茂】で車中泊します。
駐車場も広くて、車中泊で人気の道の駅のようですが、思ったよりもお仲間は少なかったです。
途中のスーパートップ1で買った【鶏ちゃん焼き】という真空パックの総菜を温めて夕食にします。
濃いめのみそ味で美味しかったです。酒のアテにもご飯のお供にもおすすめの逸品。
車内に強烈なニンニクの香りが広がったので、食後にファブリーズしまくりました。
翌朝も晴天。
松明のようなオブジェが印象的な道の駅です。
最近は道の駅がオープンしてからゆっくりと出発するのんびりスタイルの我が家です。
道の駅売店で飛騨牛ハンバーグ、明宝ハムと、鶏ちゃん焼きの味付けが美味しかったので調理みそを購入しました。
出発3日目にして、ようやくメインの【犬山城】です。
出発3日目にして、ようやくメインの【犬山城】です。
織田信長の叔父が築城し、江戸時代初期にかけて目まぐるしく城主が入れ替わった城だそうです。
天守は昭和10年に国宝指定され、現存天守の中で最も古いといわれています。
国宝中の国宝ですね~。
こじんまりとした城ですが、コンパクトならではのまとまり感がすばらしい。
素朴な表情の石垣の上に白と黒のコントラストが利いた城が乘っています。すばらしい!
平成16年まで個人所有の城としても有名のようです。
城内に歴代城主の肖像画・写真が並んでいるのですが、最後の方は裕次郎のようにブランデーグラスを傾けている城主の写真が飾られていて、面白かったです。
城見学の後は、隣接する針綱神社に参拝。
桜おみくじが有名みたいですが、奥さんは魚おみくじを釣っていました(^^;)
神社を出ると、なにやらピンクのカエルがたくさん奉納されている別の神社がありました。
ググってみたら三光稲荷神社というインスタでバズっている神社でした。ハート形のピンクの絵馬が人気の縁結びの神社なのだとか。
若い女性グループがたくさんいて御朱印所も賑わっていました。マジで別世界です・・・
インバウンド客が多かった犬山城と真逆の現象で、ちょっと複雑な気持ちです。
奥さんはというと、銭洗い弁天を見つけ、一万円札を念入りに洗っていました(笑)
城を頂上に2つの神社が小山の上にまとまっていて、神社を下ると観光化した城下町が広がっています。
そこの観光案内所で〈御城印帳〉を購入。今までも気にはなっていたのですが、今回買ってみました。もう現存天守は全てクリアしているのですが、これで再訪の目的が出来ました(笑)
御朱印と違って、御城印はすでに書き溜めたものを買ってポケット式の帳に収納するスタイルでした。ビミョ~(^^;)
城下町は先ほどのハートの神社から流れてきた若者観光客でいっぱい。
買い食いスタイルの店が軒を連ねていて、鎌倉のようです。
Youtubeでよく見る飛騨牛炙り焼きの握り寿司。2貫で1000円でした。超薄い肉でしたが酢飯を合って美味しかったです。皿がえびせんべいなので、ゴミが出ないのでいいですね。
多分この店が一番行列できていました。
昼食時間はとっくに過ぎているので腹ペコなのですが、買い食いばかりでまともな飲食店は少ない・・・
どうにか見つけた店〈どんでん〉。町家造りの趣のある店です。
きしめん&天丼セットとみそ煮込みうどんをオーダー。まるで名古屋めしです(^^;)
犬山城のチケットを〈犬山城下町周遊券〉を買っていたので、城と【どんでん館】【犬山からくりミュージアム】【城とまちミュージアム】を観覧できます。
3館ともこのエリアに古くから伝わる〈からくり人形〉を紹介する施設のようです。
まずは食事したどんでんの真向かいになる【どんでん館】から。
山車の展示もありました。
買い食いの城下町をぷらぷらしながら城方面に歩きます。
先ほどの【どんでん館】が城から一番遠い城下町の一番端にあるので、折り返して城に戻る感じです。
昭和横丁というノスタルジックな演出のフードコートがありますが、興味を引くものが無く素通り。
周遊チケットとは関係ないスポットですが、途中に【旧磯部家住宅】というのがあり、旧呉服商の店舗兼住宅が無料で見学できます。
建物の2階の瓦のラインが緩い曲線になっているのが特徴とのことです。
国登録有稀有文化財で、昔ならではの間口が狭くて奥に長い住宅。
間口の広さで税金が決まっていたため間口が狭いらしいですが、そもそも、なんでそうシステムになったのか謎。
かまどがある土間や五右衛門風呂、蔵、中庭等々、この手の住宅の良さが詰まったスポットでした。
途中で五平餅と、奈良漬けで有名な守口漬で焼きおにぎりと守口漬の串焼きを買い食い。
どちららも味が濃かった・・
五平餅は小判型のをよく見ますが、ここのはお団子風でしたね。画像最初の店舗内で食べることができます。
【犬山からくりミュージアム】【城とまちミュージアム】は隣り合っていて、からくり人形や城下町の紹介をしていました。
通りには買い食いの観光客で賑やかでしたが、周遊券の3つの博物館はガラガラでした・・・
外のグルメよりもこっちのほうがよっぽど地域の特徴があって興味深いのに、若者には響かないんですね。
停泊場所は【道の駅 月見の里南濃】です。
足湯があるようですが、もう終了していました。残念。
この日がかなり歩いて疲れたので、道の駅で買った〈とろっといぶしぎんチーズ〉でサクッと晩酌。
夕食はスーパーバローで買っておいた温めなくてよい総菜を買って、さっと食べて早めに就寝しました。
翌朝はスーパーで買っておいたピザパンをあためて食べました。旨いです。
車中泊の朝食のあたためたパンは妙に旨いです(笑)
道の駅の〈やわら屋〉という食パン専門店でコッペパンを2つ購入。
もう朝食は食べた後でしたが、お昼に食べればいいかなと玉子と餡バターを買いました。
最後の観光スポット【博物館 明治村】に向かいます。
ここもグーグルマップで周辺の観光地をランダムに探していたら見つけました。
ネーミングがイケてないのですが評価がすごく良かったので寄ってみることにしました。(〇〇村という名前は微妙なスポットが多いので)
明治時代の価値のある建物を移植保存している広大な野外展示施設で、園内の移動にSLなどのアトラクションもある大人が楽しめるテーマパークとのこと。
入ったのがサブの入り口だったので、園内の一番奥から入り口に向かって観光する流れになってしまいました。
最初に【帝国ホテル】の中央玄関を見学しました。フランク・ロイド・ライトの設計で有名ですよね。まさかこんなところで合えるとは思わず、スタートから感動!石やレンガの重厚感と直線的なスタイリッシュなデザインの融合で、素晴らしいです。独自の世界観は圧巻です。
こんな素敵な空間を自分の作るキャンピングカーにも取り入れてみたいと感じました。
園内は1~5丁目にエリア分けされており、SLやレトロな京都市電や村営バスで巡ることができます。
特に園内に入ったとたんに汽笛の音が聞こえてきたSLにはテンション上がります! まさかこんなところでSLに乘れるなんて思いませんでした。
私たちは5丁目からスタートしたので、まずは5丁目からSLと市電に乗り継いで1丁目まで行き、5町目に戻ってくるコースで巡りました。
市電はこんな感じでレトロな雰囲気満載。
運転手さんのすぐ後ろの席を陣取り景色も楽しめて、童心に帰ります~!
各建物には説明書きやガイドさんがいるものもあり、とても見ごたえがあります。
途中で道の駅で買ったコッペパンを食べて休憩しながら楽しく巡りました。
西園寺別邸は帝国ホテルに次ぐマスト物件で、ガイドツアーに参加すると内部に入ることができます。
ハリーポッターみたいな明治のハイカラなマントを来たガイドさんがいろいろと解説してくれます。夜になるとステンドグラスの溶接部分が浮きあって見えるような工夫がして会ったり、暖炉が隠し扉の中に収納されていたりします。
園内にはレストランも点在していて、歴史的建造物がレストランに改装されている店もあったのですが、コッペパンも食べていたので軽めの【食事処 名古屋庵】できしめんとソースカツ丼にしました。昨日もきしめんを食べた気がしますが、まあ、おいしいので良しとします(^^;)
他にも本当にたくさんの歴史的な建造物が立ち並んでいて、見ごたえがある博物館です。
なんでいままで知らなかったんだろうと、不思議なくらい。
結局この日はほぼ丸一日定在していたのに全体の半分強しか見学できませんでした。
残りは次回の機会にリベンジ。
焦って一回で全部巡るよりも、一軒一軒じっくりと見たいので、また名古屋に来る口実ができたと思うことにします(笑)
途中で乗ったボンネットバスもいい味だしていました。
途中の建物の中で、【生まれた日の新聞】を買うことができます。一部400円と少し高い気もしますが、買ってみました。
一面とテレビ欄ページが選べるのですが、一面を買ってみました。特に面白いニュースは無く、これならテレビ欄の方が時代を感じられて面白かったかなと、若干後悔(^^;)
園を出て、スーパーMikawayaで総菜を買って高速に乗り、とりあえず岐路に向かいます。
無理せずに途中でどこかのSAで一泊するつもりで走ります。静岡SAで休憩してジャーマンポテトと餃子をレンチンして夕食に。デザートは道の駅で買っておいたよもぎおはぎです。
翌朝はベーグルを焼いてコーヒーと一緒に簡単に済ませました。
家に着いたのはちょうどお昼ころ。午後には仕事があったので、ギリギリまで遊んだことになります(笑)
昼食は最初に寄った【道の駅 瀬戸しなの】で買った焼きそばと明宝ハム。焼きそばは〈瀬戸めし〉の瀬戸焼きそばというキャッチフレーズで販売していました。名古屋めしのようにご当地めしということのようです。やきそばはご当地では野菜あんかけやホルモンやきそばなどで食べるようですが、うちでは普通のきゃべつの焼きそばでした(^^;) デザートはどこかの道の駅で買ったミカンゼリーです。
これで国宝国宝犬山城の旅は終了~。
1か月後くらいに、体験で作ったクロワッサンのお皿が焼きあがって届きました。想像以上にクロワッサンでした(笑)
最後にモザイクタイルミュージアムで買った計り売りのモザイクで作ったプレートを家で完成させました。
ちょっとアンティーク風なペイントを加えて、家のキッチンに似合うように仕上がってました。鍋敷きにするそうです。