新しいデモカーのご紹介です。
キャラバンスーパーロングハイルーフ、バネットに次いで3代目です。
今回のコンセプトは
・長距離移動(運転)が楽
・どこにも駐車できるサイズ(高さも)
・調理は最小限にして、外食とお惣菜メイン。
です。
移動の楽さはどうしても商業バンは一般乗用車にかなわないので、ミニバンをベースにしました。
サイズは5ナンバーより広い3ナンバーサイズに限定して考えましたが、アルファードだと中古車価格が割高なので、エルグランドe52をチョイスしました。
ただ、このエルグランド、車高(室内高も)が低いんですよね・・(^^;)
しかも床面が前下がりで水平じゃない。
この2点が制作の難しいところでした。
でも、電子レンジ調理メインなので200アンペアリチウムイオンバッテリーを搭載し、潤沢に電力が使えるようにしました。だいたい夕食&翌朝食の調理で50~60アンペアくらい使いますので、今のところ余裕です。(FFヒーターも搭載しているので冬はもう少し消費します)
この辺は今後のブログで擬態的にご紹介していければと思います。
車内レイアウトはこんな感じです。できるだけ空間を確保したいので天井や内張はいじらずにシンプルな設計です。
コの字ソファと後部にキッチンがあります。車内が狭くなるのでテーブルは設定していません。
食事の時はキッチンの上で食べたり、トレイを使って膝に乗せたりソファの上に置いたり自分の好きな場所で食べます。
車に入る時にはマットを一つ外して入ります。
普段寛ぐときは大きいクッション(中に寝袋を入れています)によりかかって、長椅子のようにして過ごします。
このスタイルは昼寝に最高で、しょっちゅう寝落ちしてしまいます(笑)
床面が斜めなので、ソファの高さが前方35㎝で後方は27㎝程です。
ソファの水平を出すのが水平器を使って調整にとても苦労しました。
タイヤハウスも外してみましたがハウス内にはロススペースがほとんどなかったのでそのまま使うことにしました。
もともとの内装が黒とベージュなので、ソファも明るめの色にしました。そのほうが若干広く感じるような気もしますし(笑)
照明は天張りに直接ダウンライトを4つ埋め込み、キッチン上部にLEDテープを別スイッチで付けました。
床はクッションフロアを敷きました。
カーテンはリアゲートだけに付けました。(その他の窓はほぼ目隠し付けたままですが、朝ごはんの時にリアゲートのシェードを取って陽の光を入れることが多いので)
ベッド展開はソファ下に格納していたマットを通路部に乗せるだけなので、狭い室内でも簡単です。
幅140㎝(足元120㎝)長さ174㎝なので、2人で寝てもかなりの余裕があります。
長さは運転席側だけ延長して190㎝になります。
寝具は個々に大きめの封筒型の寝袋を使っているので、布団を取った取られたのストレスもないです(笑)
冬場は寝袋同士をつないでダブルサイズの大きな寝袋にして、ダブル用の電気毛布を使います。封筒状に包まれているので、すごく暖かく快適に寝ることができます。
私たちの寝具のこだわりは枕です。
布団はコンパクト重視で寝袋にしていますが、枕は通常サイズで好みの素材を使っています。(私はそばがらで奥さんは低反発)
枕で睡眠の質がかなり変わってくるので、収納場所がかさばるとしてもも譲れないポイントです。
キッチンエリア。ここは奥さんのこだわりが詰まっています。
ポイント1 導線をシンプルにして、収納場所と使う場所を近くにする
ポイント2 動作はワンアクションで。
ポイント3 電子レンジをフル活用
運転席側の後ろの窓は埋めて、キッチンの紙類収納です。
ティッシュ、ウエットティッシュ、キッチンペーパー、紙コップ紙皿、キッチン小物、ファブリーズが収納されていますが、カーテンを開ければ片手ですっと出せます。ティッシュ類はとっさにバババッと2~3枚使うときが多いのですごく便利です。
収納のカーテンとクッションは奥さんのリクエストで英国ウイリアム・モリスの生地を使っています。
天井収納は薄いのですが、トレイ、まな板&包丁、カトラリー、歯磨きセット、ゴミ袋等々厚み4㎝程でも収納力はバカにできません。カトラリーは差し込み式の収納袋を作って片手ワンアクションで取り出しできます。
シンク下は鍋類の収納です。調理はあまりしない前提なので、レンジ調理用鍋とダイソーのレンジで袋麺が作れる鍋、エマージェンシー用の直火&IH可のフライパンの3種です。
15リットルの冷蔵庫は、引き出して使います。
料理はこの鍋をメインに使っています。
室内が狭いので、調理は極力お惣菜の温めや簡単な調理にしています。
そこで便利なのがレンジで【焼き】ができる電子レンジ調理器具。
鉄板をレンジで熱してその上で調理ができるので野菜炒めや焼き魚ができて、揚げ物の温めがカラっと仕上がりとても重宝します。
朝食のパンとウインナーを焼くなどフライパンのように使えます。
この手の商品はたくさん売っていますが、私はレンジメートPROというのを買いました。
なべの外側は熱くならなくて蓋を立てて置くこともできて、とても使いがってが良く、テフロン加工なので拭き取れば簡単に汚れも落ちると奥さんにも評判です。
ただ鉄板を温めてから調理になるので、通常のレンジの使い方よりも時間はかかりますので電力はより多く使うようです。
一応カセットコンロをエマージェンシー用に用意していますが、3回車中泊しましたが一度も出番はありません。この鍋は車中泊におすすめです。
レンジの中にはコーヒーセットとケトル代わりの大型軽量カップ(電子レンジ対応)を収納。
二人分のコーヒーのお湯はこの軽量カップ半分くらいの量で、5分くらいのレンチンで沸かせます。
給水設備は作らず水はペットボトルで買います。シンクの近くにポケットを作ってスポッっと収納。
タイヤハウス下にもともとついていたポケットには蓋を付けてラップ類を収納しています。上部にはドリンクホルダーにはキッチンの小物(スーパーでもらった使い切タイプの調味料やクリップ、輪ゴムなど細々としたものを入れています)
すでに3回の車中泊に出かけていますが、かなりいい感じです。
旅の様子はブログでご紹介していきます。