半年くらい前の車中泊です。このデモカーは数か月前に売却てしまいましたが、とても使い心地が良くて気に入っていました。
(四駆を試してみたくなっての台替えでの売却でした)
このときは久々の車中泊で、初冬の時期だったのでなんとなく暖かい場所、というキーワードだけで行き先を決めたのですが、やはり寒冷地の富士山麓に比べるとすごく過ごしやすいです。
出発は前乗り、夜7時に出発して8時頃に東名高速の駿河湾沼津で夕食を食べたら動くのがかったるくなってしまい、予定よりもかなり早いのだけれどここで就寝(^^;)
乗用車エリアに数台のトラックが来ていたが、さほど騒音に悩まされることなく就寝できた。トラックよりもドッグランの荒ぶる犬達の吠え声のほうが耳障りでしたね・・。かなり遅くまでドッグランには犬の声が響いていて、ちょっとびっくりでした。
翌朝、晴天に映える富士山を横目に見ながら名古屋を目指します。
正午頃に知多半島の西海岸にあるセントレア空港に到着。
お目当ては空港内にある【フライト・オブ・ドリーム】という観光スポット。
動く歩道をひたすら歩き、空港の端から端迄移動。ちなみにキャラバンは車高231㎝なので、駐車場は平置きスペースがある【P2】に駐車しました。キャンピングカーは【P1】は高さ制限にひっかかる(おそらく立体駐車場のみ)ので、【P2】にしましょう。
大きい倉庫のような建物の中にボーイング787がデーンと鎮座しています。。
その周辺に機体やセントレア空港に情報をパネル展示などで紹介しています。
コクピットに入れたり、タイヤの格納部分を間近に見学できたりと、大人でも楽しめます。無料なのも嬉しい。
季節柄、サンタクロースがあちこちにいます(^^;)
機体の近くにフードコートがあったので、シアトル風フィッシュ&チップスを喫食。
丁度右翼の真下の席が確保できたので、ここならではのシチュエーションで楽しいおやつタイムが楽しめた。
テンション上がる(笑)
午前中は【フライト・オブ・ドリーム】で遊んだので、ランチは第一ターミナルのフード&ショッピングエリアに移動。
名古屋のお土産やご当地グルメが一通り揃っており、駅ビル・デパ地下のような雰囲気。
名古屋名物【矢場とん】で味噌カツを堪能。
やっぱり味噌カツ、旨い~!
食後の腹ごなしに展望デッキに移動。
滑走路にかなり接近で来て、停車中の飛行機もよく見える素敵なデッキで、見学者も平日の割には多い印象。
午後2時くらいだったと思いますが、旅客機が数珠つなぎで離発着する様子を見ることができた。
1機だけ、離発着の練習をしているANA機がいて、進入角度を変えながら5~6回は練習していた。
練習といっても迫力あるし、見ごたえって大満足(笑)
想像よりも見ごたえがあった展望デッキ見学を終えて、今夜の車中泊地へ移動。
予定していた海浜公園の駐車場が夜間閉鎖だったので、急遽豊浜海釣り公園の駐車場に変更。トイレの近くの駐車場が空いていたので(少しトイレに近すぎるような気もするが)暗くなってきたので、ここに決定。
奥さん曰く、トイレの清潔度がイマイチでギリギリOKのレベルだそう(^^;)
空港で買った「世界の山ちゃん」の手羽先をフライパンで温めて美味しく酒の肴に頂いた(レンチンだと固くなると注意書きが合ったので、フライパンで温めたが、大正解)。ビールが進む~!
食事はカップ麺でサクッと済ませた。
冷蔵庫解凍しておいた冷凍どらやきが、丁度解凍されていたので夜のおやつに喫食。普通に美味しかった。
翌朝、現地2日目。
海釣り公園だけあって、早朝の防波堤には釣り人がたくさん集合していた。
パンとウインナーを焼いてささっと朝食を済ませ、知多半島の突端にある羽豆岬へ移動し、師崎港からフェリーで島に観光!
港の駐車場は残念ながら高さ制限2m30㎝だったため、1㎝オーバーで利用できず、徒歩5分ほどの民間駐車場を利用。
車高が高い車にはおすすめ。駐車場に伊勢海老のオブジェがあるのですぐに見つかると思います。
日間賀島と篠島を巡るチケットを買い、いざ乗船!
タコが島の特産物のようで、島に2カ所ある港にそれぞれタコのオブジェが鎮座。船から降りる観光客はもれなく撮影してた~(笑)
島を徒歩で一周したのだが、タコのデザインの派出所やタイル画など、島のあちこちにタコがちりばめられていて、約1時間ほどの散策中あきることなく楽しめた。あいにくの曇天の中、一瞬だけ青空が見えて海も青みを増し、「あ~、晴天だったらどんなに素晴らしいブルーが見れたのだろう・・」と思ったけど、曇りの分涼しかったのでこれはこれで良かったかな。実際1時間歩くとかなり汗ばむほど暖かかった。
港にはたくさんの漁船が停泊していて、タコつぼも山のように積み上げられていた!
さすがタコの島!!
一時期、インスタで大人気だったという「ハイジのブランコ」と「どこでもドア」を発見。
平日のせいか、ブランコは乗り放題。人気絶頂期には順番待ちで長蛇の列というコメントをたくさん読んでいたので、空いていたのはうれしいが、一抹の寂しさを感じた(^^;) 奥さんは空いているのをいいことに存分にブランコを堪能して、ご満悦。
どこでもドアは、砂浜にポツンとあって、ある意味リアル。 でもこちらも、どことなく寂しげ・・。
西港近くにある「乙姫」という食堂でランチ。
タコのぶつ切り定食とかき揚げ定食をオーダー。タコはぷりぷりでかき揚げはサクサクで、リーズナブルでとても美味しくコスパも最高。
何件か食事処があるのですが、このお店が圧倒的に人気。「孤独のグルメ」の聖地だったようで、納得。(後で知りました)
でも、ドラマの影響がなくても人気店のようだ。とても良いお店でした。
港の待合室の壁画がとても凝っていて可愛かった。島の特徴が盛りこまれていたな。
テイクアウトで買った海老のから揚げ=リアルえびせんをつまみながら、篠島行きの船を待機。
篠島は『住民の生活圏』といった雰囲気で、観光的な要素は少ないようだ。
少し散歩して見つけた純喫茶・仁という渋い茶店兼居酒屋で冷凍のシラスを購入。店内は昭和レトロのいい雰囲気で、夜は常連さんがカラオケを楽しんでるのだろうな・・という感じ。
観光化された島もいいけど、こういう渋い島もまた楽しいね。
知多半島に戻り、「まるは食堂・うめの湯」で日帰り温泉に入浴。
ちょうど日没時で雄大な景色も楽しめた。
近くの「聖崎公園」まで移動して、車中泊。ここにも夜釣り人の車が数台先客でいたが、みなさん静かに過ごしていて、快適。
トイレが少し遠い(小山の上まで階段を登る)のが難点だが、超海沿いに停車できて良いシチュエーション。
篠島で買った冷凍シラスを少し解凍して、日間賀島の島のりと共に晩酌。至福の時を満喫。
翌朝、天気も良く海の眺めは最高。
これぞバンライフ!
昨日のデリー乗り場の近くまで戻って(と言っても至近距離)、師崎漁港朝市で買い物。
駐車場が混むかと向かったが広い駐車場でテンポも10店舗ほどのこじんまりとした朝市だった。
押し売り的なお店の人の圧もないので、このくらいの規模の方が買い物しやすくて良かった。
でも品物はなかなか良さそうなものが並んでいて、干物・タコの煮物・イカの丸焼きせんべい・草餅・しらすの佃煮を購入。
イカの丸い焼きせんべいは冷凍しておいて、小出しにしてお好み焼きの具にすると旨いと店の人に聞いたので、奥さんは購入後に車の冷凍庫でさっそく冷凍保存していた。車の冷蔵庫が冷凍もできるとかなり買い物の幅が広がるようだ。
このまま帰るものは物足りないので、ネットで見つけた陶芸の街「常滑」の寄り道。街歩きが楽しいらしい。
まずは駐車場がある「常滑陶磁器会館」へ。駐車場はややコンパクト。キャラバンのスーパーロングだとちょっとひるむ感じ(^^;)
でも空いていたので楽に駐車出来てラッキー。平日は無料らしいが土日は500円/1日。
さっそく街歩きスタート。古い釜が点在していて、工房兼ショップ、カフェなども密集していて、いかにも陶芸の街という雰囲気で、確かに街歩きが楽しい。女性グループの観光客が多いなぁ。奥さんも目がキラキラしている(笑)
常滑は土管の生産で名をはせたようで、他には急須や招き猫なども生産しているそうだ。
巨大な招き猫が目玉スポットらしく、観光客が写真撮りまくっている。(ちなみに陶器ではない模様)
(廻船問屋で富を築いた『瀧田家』が復元されていて、200円で邸内を観覧できる。
幕末から明治時代まで商いをしていたらしい。
街の真ん中あたりにある「土管坂休憩所」で、招き猫の絵付け体験ができる工房があった。
アート体験が大好きな奥さんがスルーするはずもなく、40分程度熱心に絵付けを楽しんでいた。完成品は焼いた後に郵送してくれるらしい。
いくつかコースがあり、奥さんが選んだのは1650円というお手軽なコース。青系のトラ猫模様を描いていた。
工房兼ショップは結構な件数があり、「森下宗則」さんという作家さんの店でモダンな雰囲気の一輪挿しを購入。あとはセレクトショップのような店で渋いマグカップを購入。
昼食はラーメンうをとよで、ラーメン、チャーハン、チャーシュー麺をシェア。チャーシューがボリュームあって味は少し塩辛いかなぁ。
『道の駅 にしお岡ノ山』で、人気らしい抹茶のモンブランを食べてみた。注文を受けてからそばのような抹茶クリームを乗せてくれるというパフィーマンスが楽しい。味はまあ、普通・・かな(^^;)
550円は少し高い気がする。まあ、パフォーマンスの手間賃かな。
朝市で買ったタコの煮物と篠島のシラス(再登場)、夕食自体はカップ麺でささっと済ませ、食後のおやつに草餅やサービスで貰った海老せんべいを食べて、大満足。
4日目の朝はあいにくの小雨。
西浦温泉郷で温泉でも、と思ったがあまりよさげなところが見つからなかったので、海を散策して岐路に向かう。
蒲郡ラグーナの蒲郡海鮮市場でむつ、金目の刺身とメヒカリのから揚げを購入。
フェスティバルマーケットでマグロの煮つけを購入。
少し走って「三河臨海緑地」の駐車場に停めて、車内で喫食。奥さんは缶ビールも飲んでた(^^;)
この駐車場はトイレもあって、車中泊もできそうだ。名古屋周辺では記帳なスポットかもしれない。
「道の駅 風のマルシェ」で野菜と厚焼玉子を購入。
その後、「子生まれ温泉」の貸切風呂に入浴。子宝の湯かと思いきや、近くに「子生まれ石」という奇岩があることから命名したらしい。
少ししょっぱくてぬめりのある泉質。貸切2時間という眺めの時間設定だが休憩スペースもありゆっくりと湯浴みが楽しめた。
島田金谷ICで東名高速に乗って、藤枝PAで休憩。
休憩のつもりが、かったるくなってしまい、ここでもう一泊することにした。
厚焼き玉子をアテに晩酌。弁当を買って車内で喫食。食後は前日に寄った「道の駅筆柿の里」で買った柿を味わった。
ここで車中泊して、翌朝御殿場で降りて、お昼前に無事帰宅。
知多半島は2度目の訪問だったが、暖かくて海沿いを楽しめて4泊5日で多くを求めず半近場としては、いい旅だった。
結果的にこの旅がこのデモカーでの最後の旅となってしまった。
(翌月に台替えに良い車が見つかったので、そのタイミングでリフォーム後販売したため)
キャラバンのハイルーフスーパーロングのサイズ感は抜群だった。
車内は比較的広くて(身長156㎝の奥さんは車内で立てた)、車体の大きさも立駐以外はあまり不自由なく運転できた。
パワーも申し分なく、車いす車両ゆえの乗り心地の良さは特質すべき魅力だった。
少し名残惜しいが、四駆が欲しくなり、新たなデモカーを製作開始。
次号のデモカーは四駆のミニマムサイズ。
またブログで紹介するので、乞う、ご期待!
数日後、焼きあがった招き猫が郵送されました。
絵付けの時よりもつやが出て、綺麗に仕上がっています。
旅の後、忘れた頃に届くので、また旅の楽しかったことを思い出して、いいものですね。